目の前の人が、鏡(投影)ではなくなるとき

自分の思考が、目の前に反映されている。
相手は鏡。
投影だ。
確かに、そういうことはあります。
では、いつまでも投影しているのか?
それが終わる日は、来るのでしょうか?(笑)

目の前の人や出来事に対する反応が変わっていくことだと考えています。

➀現象は現れるが、反応しなくなる
自分の投影(鏡)になっている時は、相手の言動・行動・現象に対して、過剰に気にしすぎたり、何年も思い続けたり、強い感情(心)の波が現れたりします。
同じ現象が起きても、心身の反応が起こることに気づき、自分の感情として受け入れたり、昇華すると、まるで道に落ちているタバコや空き缶のように、ただ目の前を通りすぎていきます。
目の前にあるものしか見えていないと、頭の後ろで起きていることには気づかないように。

自分の中にある課題が、相手の反応を気にしてばかりの状態になってしまうこともありますが、道を歩いていて、ゴミが落ちていることに、「私が悪いからゴミが落ちてるのかな?」なんて思いませんよね?(笑)

②現れる頻度が減って消えたり、飽きたりする(笑)
とても優しい人や真面目な人は、何か嫌なものを見ると、
「あぁ、これも私の写し鏡。私に原因があるのかな」と、いつまでも自分や過去を責めてしまいます。
同じドラマやアニメを気に入って、繰り返し見ていても、いずれ飽きるように。
そのことを気にし続けていることさえ、「あの時間何だったんだろう?」と、飽きてきます。(笑)

③嫌な現象の事実や背景を理解し、区別して見られるようになる
嫌だと感じるときには、脳の偏桃体など、感情や危険の判断に関わる脳の働きや、自律神経の状態など、さまざまな要因が関係しています。
体感的な「嫌」という感覚そのものを知識だけで無くすことはできません。
しかし、認識が深まったり、経験や知性が身についたりすると、同じ現象でも捉え方が変わることがあります。

☑あぁ、怒っている上司は、そうやって、怒られて育てられたんだな。さらに上の上司に、そう言われたのかな?
今怒っているのは、彼氏と喧嘩でもしたんだな(笑)
☑存在のアピールをしたくて、してるんだな
☑甘えてるんだな
☑自分で作って、自分で苦しんでいるな
☑これは、必要なことを言ってくれてるな!

などと、分けて見られるようになります。
相手の本当の動機は、本人にしかわからないこともあります。
ですが、目の前の現象を全て自分の問題として受け取るのではなく、事実と自分の解釈、相手の事情を区別して見られるようになることです。
赤ちゃんや子供が嫌々期に入っているような眼差しで、捉えて見られるようになります。

投影として反応しなくなったのか、もともとの認識や意味づけが変わったのか、相手と自分を理解できるようになったのか。
それぞれ違います。
感情や意識の変化は、性格が悪いなどということではなく、天気や季節のように、自然に起こるものです。

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