金のある・無いの恐れという「幻想」

人の心身の健康や組織のパフォーマンスが崩れる原因の1つに「お金のある・ない」という不安に左右される心と、それに伴う心身の反応があります。

「お金がない」という同じ現象でも、人は2つの選択肢に分かれる
目の前の現象だけを見れば「同じお金がない状態」であっても、人の反応は2つに分かれます。
➀なぜか心が不思議とスカっとして、安心している人
②「どうしよう…」と、これまでの生き方を否定し、罪悪感や自信の喪失に陥る人
目の前の数字に振り回されない人と、お金と自分の価値を結びつけて苦しみ続ける人

この差はどこから生まれるのでしょうか?

➀の「スカッと安心している人」は、不安の正体が「金欠」そのものではなく、違和感のある環境や、自分への不快感だったと脳が気づいたことで、安心がうまれてくることがあります。
これは単なる感覚的な話ではなく、大きく3つの構造があると考えています。

安心と確信を生む「3つの構造」

➀自分の人生の『主導権』を取り戻したから
人が最も強い不安や恐怖を感じるのは、「お金がない時」だけではありません。
「誰かに依存している時」や「自分の本音を偽って生きている時」です。
自分の中に確固たる基準がないと、無理・無駄・ムラのある付き合いに流され、エネルギーが散漫になります。
その結果、お金の使い方や心の状態も不安定になっていくのです。

②「不快な漏電」がゼロになり、内側にエネルギーが満ちるから
これまでの不安や焦りの本当の原因は「お金」ではなく、「無駄なエネルギーの漏電」かもしれません。
自分の本来の役割ではないものを手放し、他人の感情との境界線を明確に引く。
この漏電を止めることで、精神的・物理的な無駄遣いが減っていきます。
漏電が止まると内側にエネルギーが満たされ、目先の一時的な損に振り回されず、「必ず戻ってくる」という確信が生まれます。

③ビジョンが明確で、次にくる未来を予測できるから
依存状態にあると、自分の未来を信じることができず、自分にも相手にも未来が見えない感覚に陥ります。
しかし、自分のビジョン(基準)を持って物事を選択し始めると、未来の予定が少しずつ立ち始めます。
だからこそ、目の前のことに焦る必要がなくなります。

例えば、目の前の「〇〇さん」や「〇〇くん」とただ関わる・選ぶのではありません。
未来の人生で共に同じ方向を向いて、誠実に向き合い、コミュニケーションがとれる人かどうか?
この基準で見たとき、現在の相手が、不誠実で向き合わない存在であれば、「これまでは人生に必要だったけれど、未来の人生には合わない人」であることが分かり、自然と距離が生まれます。

また、お金があれば選択肢は増えますが、「お金があっても不安な人」は存在します。
よく例えられるのが宝くじです。
例えば大金が手元にやってきたとしても、それを循環させる「器」がなければ、人間関係も組織も崩壊します。
また、いくら売上を上げたとしても、その売上と交換している価値の正体が「相手への機嫌取り」「不安」「恐れ」「依存」だった場合どうなるでしょうか?
その売り上げを守るために相手の機嫌を取り続ける人生になり、売上が減る恐怖や不安が一生消える事はありません。

「お金がない」という言葉の裏
この言葉の裏に、実は
●失敗したくない
●責任を持ちたくない
●本気でやると逃げられない
●今の自分が終わるのが怖い
という気持ちが隠れていることがあります。
「お金があったらやる」ではなく、「今すぐ1000万渡されたら、本当にやる?」と聞くと、本音が出てくることがあります。


エネルギーは「対等」でなければ循環しない
あなたの周囲にある情報、もの、人、環境の中で、「自分に合っていないもの」や「浮かぶ概念に違和感があるもの」はありませんか?
それが、自分のエネルギーを削り、目の前の歪んだ現象となって現れている原因かもしれません。
これは、誰かや何かを捨てるということではなく、「過去のあなた」との縁や選択を手放し、新しい自分へアップデートすること。
何をするか?も重要ですが、「何をしないか?」も同じくらい重要です。

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