活躍すると、妻・旦那・社員などが嫉妬・不満を感じる心理的構造

家族やパートナー、社員など、身近な人に「喜んでもらえる!」と思ってやったことなのに、何故か文句を言われたり、嫌な空気になったり。
そんな経験はありませんか?
例えば、
➀社長が外部セミナーに呼ばれる
②社長の社会的評価が外部で高まる
③パートナーや社員が「社長は外で認められているけれど、自分は何を評価をされている?」と、気になりはじめる。
④自分と相手を比較し、欲求不満や不安が生まれる
⑤その感情が、嫉妬や優越感、他人を見下すような行動として表れる
こうした流れは、組織心理学で扱われる社会的比較や地位脅威(ステータス・スレット)と呼ばれる構造です。

身近な人が外部で評価されるほど、自分の相対的な位置関係を意識しやすく脅かされたと感じ、対人関係にネガティブな反応が生まれやすくなります。
特に近い存在で「自分の立場が脅やかされる」と感じるほど、比較対象になりやすい特徴があります。


【家庭内】
夫が外部で「すごいですね!」「社長さんなんですね♪」「講演してください!」と称賛されるほど、家に帰ると妻から「でも家では何もしないじゃん」「外面だけ良くて何がすごいの?」と貶められ、社会的評価を引き下げられそうになる。

【社内】
社長の外部評価が社内へ還元(機会・誇り・役割・評価の循環)につながらないと、外部評価が単なる「社内の比較材料」になることもあります。
本来、他者の表彰や評価を見ることは、公平感やエンゲージメント(貢献意欲)を高め、
「自分も頑張ろう♪」「相手から学ぼう」「協力しよう」という健全な成長意欲にもつながるはずです。

では、なぜ比較を煽ったり、身内に嫉妬・不満・攻撃が起きるのか?

➀セキュアベース(安心の土台)の欠如
周囲にとって、社長やパートナーの存在が親のような「絶対的な軸(セキュアベース)」であった場合、その意識・軸が外部へ向かうと無意識に
「後回しにされている」「見捨てられた」「外の人には熱心なのに、なぜ自分たちには何もないの?」と不満や不安を感じることがあります。
放置された子供のような不満・不安・ストレスが蓄積していきます。

②代償行為によるプライドの保全
「うちの社長は外部で引っぱりだこだ!」
「その部下である俺たちも上なんだ!」
というように、外部で生まれた評価を、自分たちの評価として取り込もうとすることがあります。
外部で評価される人との比較によって自分の立場が低く感じられると、今度は社外の人、後輩、取引先などを見下すことで、自分のプライドを保とうとすることもあります。
自分の中で生まれた不満や不安を、別の相手への優越感で埋めようとする状態です。

③仕組み・一貫性の欠如
外で話していることと、家庭や会社の中で実際に起きていることが一致していない場合です。
例えば、外では
「社員を大切にしています」
「家族を大切にしています」
「人を育てています」
と言っているのに、家庭や会社の中では、その言葉と行動として実感できない。
すると、
「外では綺麗ごと言っているだけじゃない?」と受け取られてしまうことがあります。
外での評価が高いことより、外で語っている価値観が、内側でも実際に機能しているか。


外部での活躍を身内の不満にさせず、組織や家庭内のエネルギーへ還元するためには、外で得た評価や視度を内部で循環させる仕組みが不可欠です。
☑身近な人に、安心の土台を感じさせているか?
☑外の評価が、周囲の機会・誇り・適切な評価として循環しているか?
☑外部と内部での行動に一貫性があるか?

家庭も、会社でも誰かの活躍が、周りの人の価値や役割にもつながる仕組みに

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