同じ出来事でも、人によって受け取り方や反応は異なります。
その違いを理解するヒントになるのが、「境界性パーソナリティ」と「自己愛性パーソナリティ」という考え方です。
これは誰かにラベルを貼るためではなく、人の心の仕組みを理解するための視点です。
自己愛性パーソナリティ(NPD)
自己愛性パーソナリティでは「自己価値」が中心で、
「認められたい」「価値のある人と思われたい」
という気持ちが非常に強くなります。
一見すると自信満々に見えることもありますが、その背景には傷つきやすい自己評価が隠れている場合があります。
●批判に敏感
●自分を高く評価してくれる人を求める
●理想化と失望を繰り返す
といった特徴がみられることがあります。
近年では、「共感が全くない」というよりも、自己価値が脅かされる場面では共感しにくくなると考えられています。
境界性パーソナリティー(BPD)
境界性パーソナリティでは、
「見捨てらることへの強い不安」関係性が中心にあります。
●人を理想化した後に急激に失望する
●感情の波が大きい
●人間関係が不安定になりやすい
●「自分には価値がない」と感じやすい
などの傾向がみられることがあります。
しかし、その背景には「安心したい」「愛されたい」という強い思いがあります。
共通点はどちらも、
☑どちらも対人関係で悩みやすい
☑自己評価が不安定になりやすい
☑感情のコントロールに苦労することがある
という共通点があります。
なので、外から見ただけで判断することはできません。
オットー・カーンバーグが伝えたこと
精神科医オットー・カーンバーグは、
境界性パーソナリティや自己愛性パーソナリティを「人格構造」という視点から理解しようとしました。
彼が伝えた大切なポイントは、
人は「いい人」「悪い人」と白黒で分けられる存在ではない
ということです。
「優しい部分もある」
「傷つける部分もある」
その両方を持っているのが一人の人間です。
「頑張れる自分」「落ち込む自分」どちらも自分自身です。
この両方を受け入れ、統合していくことが心の安定につながると考えました。
転移焦点化精神療法(TFP)
カーンバーグが開発した転移焦点化精神療法(TFP)では、患者さんと治療者の「今この瞬間の関係」を大切にします。
過去の大切な人との体験が、現在の人間関係にどのような影響を与えているのかを整理し、
分裂していた自己像や他者像を少しずつ統合していくことを目指します。
大切なのは「構造」を理解すること
人は環境やライフステージによって変化します。
そのため、「この人は自己愛だから」「この人は境界性だから」と決めつけるのではなく、
その人がどのような心の仕組みで反応しているのか
という「構造」を理解することが大切です。
行動だけでなく、その背景にある心の動きを理解しようとする姿勢が、人間関係をより深く理解する第一歩になります。

∞——————————————————-∞
長く人生を楽しむ為の会社、人生、健康の土台をつくるならONEへ✨
健康コンサルティングのご要望は全国Zoomにて伺います。
出張整体は広島中心で現在行っております。
まずはお問い合わせください(^^)/
お問い合わせ・ご予約はコチラ
https://one-infinity.life/contact/
平日9:00~18:00
