健康長寿を支える12の老化要因/ロンジェビティ

老化研究で世界的に最も注目されている理論の1つが
「老化のホールマーク(The 12 Hallmarks of Aging)」です。
この概念は2013年、スペインの生化学者Carlos L’opez-Otin(カルロス・ロペス=オティン)らが、医学誌Cellに発表した
「The hallmarks of Aging(老化のホールマーク)」という論文で提唱されました。
その後、2023年に研究内容がアップデートされ、新たに3つの要因が追加され、
老化の特徴は9項目から12項目へ拡張されました。

現在では、老化の仕組みを理解するための世界的なフレームワークとして、アンチエイジングや健康寿命研究
再生医療など幅広い分野で活用されています。
老化は年齢だけで決まるものではなく、細胞レベルで起こる様々な変化が積み重なることで進行します。
その為、12の老化要因を理解し、早い段階から対策を行うことが健康寿命の延伸に繋がると考えられています。

ロンジェビティ/Longevityとは
ロンジェビティとは、「長寿」を意味する言葉ですが、
単に長生きすることではなく、心身ともに自立し、健康で豊かな生活を送れる期間(健康寿命・Healthspan)を延ばすことです。

日本は世界有数の長寿国ですが、平均寿命が延びる一方で医療や介護を必要とする期間は縮まっていないのが現状です。
この期間を短縮することが社会の課題となっています。

現在では
●遺伝子編集(CRISPR-Cas9)
●再生医療(幹細胞・iPS細胞)
●老化細胞除去(セノリティクス)
●栄養・運動・代謝制御
●機能性食品・サプリメント・創薬
など、老化の原因そのものへアプローチする研究が世界中で進められています。

また、健康寿命を支えるのは医療や栄養だけではありません。
人生の後半では、

●社会・人との繫がりの減少
●孤独・メンタル不調
●介護への不安
●認知機能・身体機能の低下の衰え
といった社会的・心理的な要因も、健康に大きく影響します。 
そのため、運動・栄養、睡眠に加え、人とのつながりや生きがいを含めたライフデザインまで考えることが、ロンジェビティにつながります。

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