仕事をしていると、
「私はこう感じた」
「私はこんなに頑張っている」
「相手にどう思われているのだろう」
「嫌われたくない」
「どうしてあの人は分かってくれないんだろう」
そんな風に、目の前の出来事に気持ちを持っていかれることがあります。
もちろん、自分の感情を大切にすることは必要です。
ですが、経営や組織を動かす立場になるほど「自分がどう感じたか」だけでは判断できなくなります。
「木を見て森を見ず」とは?
目の前の一人、一つの出来事だけを見て、その背景にある全体像を見失っている状態です。
例えば、
「あの人が悪い」
「自分ばかり頑張っている」
「会社がおかしい」
「社長がわかってくれない」
「自分は嫌われているかもしれない」
と、一つの出来事を自分の感情だけで判断してしまう。
すると、「そもそも、なぜこの問題が起きているのか?」まで見えなくなります。

木を見る=自分を起点に見る
「木を見る」とは、自分という一つの視点から物事を見る事。
例えば、
●自分はどう感じたか
●自分はどう行動したか
●自分は何を求めているか
●自分にとってなにが必要か
こうした視点が中心になります。
これは決して「自分を大切にしてはいけない」という話ではありません。
自分を起点にすることと、自分だけをみることは違います。

「森」を見る=全体のつながりを見る
会社や組織には、
個人➡チーム➡組織文化➡会社➡市場
という、いくつものつながりがあります。
1人の問題に見えても、実際には
個人➡チーム➡組織➡会社と、影響が広がっていることがあります。
だからこそ、目の前の人だけ変えようとするのではなく、
その問題が起きている構造を見ることが重要です。
例えば、社員の体調不良も、「本人の自己管理の問題」だけで終わらせるのではなく、
本人の健康➡業務への影響➡チーム➡生産性➡会社の信用➡経営
まで繋がっていると考える。
これが「森を見る」という視点です。
「他人の不協和」を構造として見る
経営の視点がある人は、問題が起きたとき、
「誰が悪いのか」だけを考えません。
配置・役割・判断基準・情報共有・仕組み
に問題がないかを見直します。
一方で、目の前の出来事だけ見ていると
☑自分ばかり頑張っていると考える
☑環境や周囲のせいにする
☑反応に一喜一憂する
という状態になりやすくなります。
そして、いつの間にか
「目先の作業」や「目先の評価」に追われ、本来見るべき全体を見られなくなります。
自分を起点にしながら、自分だけを見ない。
人と組織を見る時に大切なのは、自分を消すことではありません。
自分を起点にしながら、人・組織、市場まで含めた全体を見ること。
ONEは、そんな視点から人と組織の可能性を考えています。
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