自立と他力本願の両立

自分で何かを選ぶとき、私たちは「これが好き」「これが私っぽい」という感覚、自己認識から選びます。
でも、自分では「今の自分に必要なもの」を選んでいるつもりでも、
実際には「過去の自分が慣れているもの」を選んでいる
ことがあります。

人から「こういうものを使ってほしい」「こっちの方が長く使えるよ」「これが似合うよ」と差し出されたものは、
判断基準が自分とは違う為、『あれ?自分で選ぶより今の私に合っているかも!』ということが起きたりします。

これは、パートナーシップ、仕事いろいろな場面で起きます。
自分で選ぶ時、私たちは無意識にこう思いがちです。
「欲しい」=「自分に、合っている」
「自分が気に入っている」=「いいもの」
「自分で選んだもの」=「みんなもいいと思っているはず」と、思いやすいです。
ですが、こんなことはありませんか?

☑欲しいけど、自分を消耗させるもの
☑慣れているけど、自分を成長させないもの
☑刺激は強いけど、安心できないもの
☑好きだけど、これからの人生を共にできない人や仕事
☑「自分らしい」と思っていたけど、実は「過去の自分らしさ」

その結果として、恋愛や仕事でも依存的になってしまったり、
服選びでも、「着せられている感」や「なんか違う」と感じることがあります。

自分が「これがいい!」と選んだものが裏目に出る。
逆に、他者から提案された予想外の選択肢が、今の自分に合っていたりします。
このとき、これまでの自分の選択を否定されるようで苦しみも生まれます。
自分が「いい」と信じて握りしめていたものこそが、自分を苦しめていた原因だと気づくからです。

「忙しい=仕事している自分」という思い込みも、過去のアイデンティティ(錯覚)を捨てられないのは、手放すのが怖いからです。
そこそこ収入があったり、そこそこ成果が出ていたり、
完全には需要がゼロではないからこそ「やめなくていいかな?」と引き延ばしてしまう。
ですが「そこそこ報酬が入るものをやめる」という判断が出来ない限り、現状の固定化からは抜け出せません。

私自身「夏は汗をかくし、汚れやすいから白いTシャツは買わない。」と、思っていました。
ですが、プレゼントしていただき着てみると…「あれ?似合うかも!(笑)」となったのです。
このとき「自分の好み=自分の適性(本当に合うもの)」ではないのだと気づきました。
自立と依存
「自分で選ばない」「他人に流される」=自立していない。ということではありません。
周囲の意見を柔軟に採用することは、「自分を捨てる」ことでも、「私しか信じない」という固執を貫くことでもありません。
自分の基準(軸)も持ちながら、自分以外の視点や情報も素直に受け取れるようになること。
これは「依存」ではなく、「受容力(他力を活かす力)」です。
自分で決める、選ぶ力があるからこそ、他人の選択肢も採用できる。選択肢を増やしています。

依存と自立の違い
依存…相手が決めてくれないと何も決められない
自立…自分で決められる。その上で他人の視点も取り入れて最終判断できる。(最終責任は自分が持つ。)

判断基準を「私が欲しいか?」ではなく、
➀ビジョンや目的に合っているか?
②その目的を達成する手段として合理的か?

この2つを判断基準にできているか、だと思います。

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